フェイスブック騒動!!
~今日の日経新聞社説より~
◎米フェイスブックに対する広告ボイコットが止まらない。
◉背景
フェイスブック自身が投稿される差別的な発信や誤情報を長年放置していたため
◎騒動の発端⇒人権団体の呼びかけ
先日の黒人暴行事件を巡るトランプ大統領の過激な投稿をフェイスブックが容認。
↓ これを受け人権団体は・・
1.米社会の分断を深めたとフェイスブックに対して指摘
2.フェイスブックに広告を出している企業対して出稿を見合わせるよう訴える
↓ これを受け・・
・広告業界に影響力を持つ大企業は、これらの訴えに応じて広告を止めた
↓ さらに
・これに追随し400社以上が広告を止めた
◉米フェイスブックの企業体質に問題!?
フェイスブックは創業者が多くの議決権を握り、一般の株主や社員の意見が経営に反映されにくい事情にもなっていた。
◎日本も他人事ではない。
◉なんで?
日本でも海賊版などの有害サイトが広告に載り、トラブルとなっているケースが
多々発生しているため
◎これらの問題は、ネット広告を扱うIT企業自身ももちろん襟を正していかなければ
ならない問題であるが、
その一方で
広告主側も同様に、広告を出す前に安全な企業であるか広告のチェックを行ったり、信頼できる配信先のリストを作成したりする工夫も必要である。
アメリカのフェイスブックの騒動しかり、日本での海賊版の問題もしかり誰でも安心してITのサービスを使用できるネット広告市場が急がれている。
「ボルヴィック」の国内販売中止!!
~今日の日経新聞の記事~
◎キリンビバレッジは2020年末で天然水「ボルヴィック」の国内販売を終了することを
決めた。
◉背景
・天然水の売れ筋が環境配慮型などに移ったこと。
・コロナの感染拡大により、輸入規制がかかっていること。
◎「ボルヴィック」の歴史
・1986年に規制緩和により天然水が多く輸入されるようになる。仏ダノンなどのブランドを持つ「ボルヴィック」は、国内でサントリーフーズが発売開始。2003年三菱商事を経てキリンビバが販売。2008年までは順調に出荷ケースを伸ばし、同年ピーク1620万ケースを境に衰退。
↓
◉何故?衰退?⇒いろはすの台頭!
1 .2009年5月発売の日本コカ・コーラの「い・ろ・は・す」がプラスチック使用量
の少なさを売りに環境面配慮型のボトルをアピール
2. 価格面で輸入品である「ボルヴィック」は、開発元へのロイヤリティーの支払いが価格に上乗せとなっているため
3.コロナ拡大により消費者がネット通販で国内の安価な天然水をまとめ買いしているため
4.為替の円安傾向も逆風となり、輸入品シェアが縮小したため
※円安だとユーロ高になり、フランスから日本に輸入(購入する)価格が高くなる
以上のような理由で「ボルヴィック」は、国内販売中止となろうとしている。
本日の日経新聞のこの記事を読み、コロナの影響が国内の「水」の販売事業にも
逆風を吹かせていることを知った。改めてコロナは、僕らの生活の様々の事情を
変化させている。