マレーシア汚職事件!!
ナジブ元首相VS司法の行方は・・・疑惑の追及は不可欠
◎マレーシア政府系ファンド「1MDB」を巡る汚職事件で、ナジブ元首相に有罪判決が
言い渡された。1MDBからは総額45億ドル(4700億円)を超す資金が、不正に流用した。
2015年・・疑惑を追及した当時のムヒディン副首相は、ナジブ元首相により更迭され、
司法当局は「違法性なし」と結論づける。
2018年・・ナジブ元首相に代わり、政敵マハティール元首相が復帰してから再捜査がとなる。
今年2月・・ムヒディン氏(ナジブ元首相の所属政党)が首相就任。当時の更迭の件をうやむやにしたくないムヒディン氏は、疑惑の追及に目を向ける。
ただナジブ元首相が控訴をしたため、結審までにはなお数年を要する。
今後も司法による徹底した追及継続が不可欠となる。
直近の首相交代の流れ
2009年 ナジブ首相就任(統一マレー国民組織・UMNO)
↓
↓ 2015年⇒ムヒディン副首相(解任)
↓ 司法当局・・更迭に違法性なし
↓
2018年 マハティール首相就任(マレープレブミ党)
↓
2020年2月 ムヒディン首相就任(統一マレー国民組織・UMNO)
マレーシアの首都(クアラルンプール)
・現代的な都市景観で、首都の象徴であるペトロナスツインタワーは、現在絶賛公開中の映画『コンフィディンスマンJP』プリンセス編の一場面でも出てくる場所でもある。